千代田区を舞台とした学生設計展|JIA関東甲信越支部 千代田地域会

2023年度出展作品

記憶が吹き抜ける図書館
[課題設計]

作品概要

外神田6丁目の、廃校になった練成中学校の校舎を活用し、図書館を主とするコミュニティーセンターへとコンバージョンを行う。

練成中学校の敷地の特徴は、駅や大通りの賑やかな場所の近くにあるという反面、大通りから一歩外れると、ビルやマンションなどの建物が建て込んでおり、対象敷地はそれらの建物に囲まれている。そのため、周辺住民、オフィスで働く人々が息抜きをすることができるような、公園のオープンスペースや、気軽に立ち寄って居座ることができるような癒しの場所を作り、残していくことが必要なのではないか?と考えた。気軽に立ち寄ることもでき、長く居座ることもできる図書館を主としたコミュニティー施設を提案する。

既存建物は中学校であったこともあり、周辺から守るようにフェンス、壁が設けられ、内部は均質なグリッド状の空間構成となっている。

コミュニティセンターとして様々な人が出入りできる、開放された場所にするため、既存のフェンス、壁をできるだけ撤去した。また、内部の均質な空間に変化を与え、違う階にいる人の存在を認識できるような視線の通りをつくるために、既存の柱、梁を残しながら床を削る。

対象地域:
外神田6丁目

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