作品概要

今日では、いろいろな地域、国からアニメやゲームを求めて多様な人々が集まる秋葉原。私はスポーツや電気街として歴史あるこの地に、eスポーツとスポーツが共存するコミュニティ施設をつくる。

e スポーツ後進国である日本は、eスポーツをスポーツと認めていない。本提案では、このような社会背景から「新たなスポーツの発展」を支える施設へのリノベーションを千代田区立練成中学校跡地に計画する。地域住民が減少していく中、秋葉原駅に近い立地を活かし、住民だけでなく観光客や周辺オフィスで働く人々も対象にした eスポーツとスポーツのコミュニティ施設をつくる。

まず、コンピュータゲームやビデオゲームを使ったスポーツに加えて、実際に身体を動かすスポーツを同じ空間に混在させる。そして、減築し視線の通りをつくることで、2種のスポーツが共存する様子を見せる。

新たなスポーツを体験し、吹き抜けや部屋の窓からは多様化していくスポーツを感じる。時代とともに変化する文化を許容し、スポーツの発展を支えていくコミュニティ施設を提案する。