千代田区を舞台とした学生設計展|JIA関東甲信越支部 千代田地域会

2022年度出展作品

新しいかたちの三省堂書店
[大学卒業設計]

作品概要

常に時代の声を聴き、新しい形態を⽣み出す三省堂。「書店」という枠にとらわれない新しいかたちの書店を提案する。本の売買の⽅法、書店での過ごし⽅、建物の在り⽅を問い直し、未来の神保町・書店の提案をする。
敷地は現在の三省堂書店と同じ場所。周辺建物に囲まれた不整形の敷地をそのまま利⽤。
歴史ある三省堂書店だが、建物は変化しても、神保町駅や⽬的の場所から歩いて三省堂書店まで向かう道のりの記憶はそのままに、⼊り⼝の場所も変えずに設計する。
現在紙の本の売り上げが減少し、本屋の売り⽅は変えていく必要がある。電⼦書籍も増えている現代だが、内容は同じでも、紙の本の重さ、紙質など紙の本でしか感じることができない事を求める⼈が神保町には多く来ると考える。
新しい三省堂書店では店舗に⾒本品1冊のみが置いてあり、試し読みや参考書を解くもできる。買いたい本はQRで読み取り決算した本は家に届く。
古書店は、敷居が⾼く⼊りづらいと感じている⼈や、⼦供連れで⼊りづらいと感じている⼈も、新三省堂では⼊⼝のファサードから内部の様⼦が⾒え、⼊りやすくなるだろう。中に⼊ると⼤きな吹き抜けに出て、また外に出た感覚になる。本が苦⼿な⼈でも通り抜けの感覚で様々な本に出会い新しい世界を⾒つけることができる。

対象地域:
神田神保町1丁目

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