千代田区を舞台とした学生設計展|JIA関東甲信越支部 千代田地域会

2022年度出展作品

リングが生む出会い-人と本がつくるウチとソトの境界線-
[大学課題設計]

作品概要

デジタル化資料を活用したサービスの提供により,「知のアーカ イブ(保存・提供)」を担ってきた図書館は正に変革期を迎えよう としている。それに伴い、公共図書館に求められる多種多様な 市民サービスに応答するように変化している一方で,これから の図書館が担うべき本質的な役割の議論はあまり聞こえてこな い。本課題は「法政大学市ヶ谷図書館」を構想する。大学という 教育・研究の場で,次世代の「知のアーカイブ」にふさわしい空 間を探求することがテーマになる。公共図書館とは異なり,大学 図書館だからこそ実現可能な空間提案を行う。大学図書館は、何か目的を持って来る場所になっていることが多い。しかし、本来の図書館は本との偶然の出会いを生む場所、人との偶然の繋がりを生む場所であるのではないか。そこでウチとソトをはっきりとさせず、大学のキャンパスならではの雰囲気や時間の流れが感じられ、目的がなくても、散歩するような気軽さで訪れることができる図書館を提案する。

対象地域:
九段北3丁目

PAGE TOP