
東京・飯田橋に巨大なボイドを空ける。地盤を掘削し、現れる既存の土木構造物に建築スケールを挿入し、GLから地下37mまでの8層のレベルをつないでいく。
飯田橋周辺には多くの土木構造物が地上・地下に張り巡らされている。地上部では JR 総武線、中央線の線路網、外濠、神田川、首都高速5号池袋線、飯田橋歩道橋。地下部では、外濠の暗渠部、地下鉄のコンコース、その下に南北線や有楽町線といった地下鉄道網が通っている。
ボイドを空けることで現れる外濠の暗渠部、 地下鉄のコンコースおよびホームのボリュームを巨大な柱梁で支える。そしてその柱梁に巻きつくように、各レベルにおいてカフェやデッキといった新たな滞留空間、通過動線を挿入する。
都心の放置された土木インフラ、無造作に扱われた土木ストラクチャを活用し、建築スケールとシームレスに連続させることで、都心のパブリックスペースを豊かにする。建築と土木の空間によって大樹のうろのように人が寄り添える場所をつくる、土木構造物と人との新たな関係の提案。建土のうろ、建築と土木による大空間。
対象地域:
飯田橋四丁目