千代田区を舞台とした学生設計展|JIA関東甲信越支部 千代田地域会

2020年度出展作品

古書のある日常
[大学課題設計]

作品概要

神保町の最大の特徴として多数の古本店があり、多くのオフィス・大学などの教育機関がある。神保町にある多くの古書店は、古書組合に属し東京古書会館で活動している。古書店には多くの「知の財産」があるが、教育機関との連携はない。また、神保町駅は3路線があり、1日平均30,000人が利用する。多くの人は街とははく離した無機質な地下通路を通り、目的の出口へ機械的に進んでいく。

この提案では、古書組合・教育機関・神保町駅の利用者を結びつけるため、神保町駅の出口の中から3つの出口と1つの通路にアプローチする。

  1. 集積するターミナル(A6出口)
    神保町の古書文化が集う拠点とし、古書会館や劇場など様々な施設を有する。  人々が集い多くの古書文化と触れ合う。
  2. 静思するラウンジ(A2出口)
    建物に挟まれ、静かな出口を活かした、静かな読書・勉強空間。落ち着いて本を読める空間。
  3. 交差するラウンジ(A5出口)
    都市インフラ(車道の交差点・地下鉄ホーム)に隣接していることを活かし、滞留場所を作る。ホームから気軽に短時間でも利用できる。
  4. 通過する書庫(A8,9地下通路)
    神保町の書庫として眠っていた本を地域の「知の集積」として展示する。

>対象地域:
神田神保町1・2丁目 

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